スタッフブログ
台風シーズン到来!ベランダの雨漏り原因と対策完全ガイド
2024年08月18日(日)
栃木市・佐野市の皆様こんにちは!
いつもブログをお読みいただき
誠にありがとうございます!
今回のブログを執筆させていただく
先日は台風7号の接近もあり、いよいよ台風の季節となりました。この時期になると、雨漏りに関するお問い合わせが増えてきます。そこで今回は雨漏りの原因で最も多く、厄介な箇所でもあるベランダの防水についてご紹介させていただきます。
はじめに
・雨漏りの重要性:雨漏りは放置すると大きな損害を引き起こす可能性があります。雨漏りが発生すると、雨水が壁や天井に浸透することで、構造部分にダメージを与え、長期間放置すると建物全体の強度が低下する恐れがあります。また、雨漏りによって湿気が内部にこもると、カビや菌が繁殖する条件が整います。カビはアレルギーや喘息を引き起こす原因となることがあり、健康に悪影響を及ぼします。さらには雨漏りは早期に対処しないと、修理費用が大幅に増大することがあります。初期段階での対応であれば、比較的安価で済む修理やメンテナンスで済むことが多いですが、放置することで損傷が広がり、構造の補修や防水工事の範囲が広がります。その結果、修理費用が高額になるだけでなく、修理作業が長期化することもあります。そしてベランダは住居の一部として重要な役割を果たしているのですが、雨漏りの原因にもなりやすい箇所と言われております。
・雨漏りの原因とベランダの関係:ベランダは住宅の重要な構造部分であり、外部からの雨水や湿気から内部空間を守る役割を担っています。しかし、適切な管理や施工がなされないと、ベランダは雨漏りの原因となり得ます。以下では、雨漏りの原因とベランダとの関係について詳しく解説します。
1.防水層の劣化
ベランダには通常、防水層が施されています。防水層はFRP防水やウレタン防水、シート防水などの種類があり、雨水の侵入を防ぐための重要な役割を果たします。しかし、時間が経つとともに防水層は劣化します。劣化の主な原因は以下の通りです。
- 紫外線: ベランダに露出する防水層は、紫外線の影響を受けて劣化します。紫外線により、ゴムやシートが乾燥して、ひび割れが生じます。
- 温度変化: 夏の高温や冬の低温が防水層にストレスを与え、膨張や収縮が繰り返されることで劣化が促進されます。
- 摩耗: ベランダの上に置かれた物や歩行による摩耗が、防水層を傷めることがあります。
ここで防水層劣化の事例をいくつか紹介させていただきます。 これは紫外線の影響で、FRP防水の防水層のひび割れが進行し、防水層自体の剥離が発生してしまった事例です。
またシート防水が施されているベランダでは、このようにシートのよれが出ており、床からの立上がり部分では下地まで水の侵入による腐食が見られました。
2. 施工不良
ベランダの雨漏りでは、施工時の不備やミスが原因ということがあります。主な施工不良の例としては以下のようなものがあります。
- 防水層の不完全な施工: 防水シートが適切に接合されていない、または不完全に施工されていると、雨水が隙間から漏れることがあります。またFRP防水などの防水層を重ねていく工法では、工程間の乾燥時間不足や密着不良により、防水層間に浮きが発生してしまうことがあります。
- 排水設計の不備: 排水溝や排水管の設計や施工が不十分な場合、雨水がベランダに溜まりやすくなり、結果として漏水を引き起こすことがあります。勾配不良で建てた当初から水はけが悪かったなどという事例もあります。
施工不良はベランダの設計段階から影響するため、専門的な知識と技術を持った業者による施工が重要です。
3. 排水溝の詰まり
ベランダには雨水を適切に排水するための排水溝や排水管が設置されています。しかし、これらの排水システムが詰まると、雨水が溜まることで防水層に過剰な圧力がかかり、結果として雨漏りを引き起こす可能性があります。詰まりの原因としては以下のようなものがあります:
- 落葉やゴミ: 落葉やゴミが排水溝に詰まると、排水が不十分になり、雨水が溜まります。
- 汚れや泥: 雨水と共に運ばれてくる泥や汚れも排水管を詰まらせる原因になります。
定期的な清掃と点検が必要です。
4. ベランダのひび割れや劣化
ベランダの床や壁にひび割れが生じると、そこから雨水が浸透することがあります。ひび割れや劣化の原因は以下のようなものがあります。
- 構造的な問題: ベランダの設計や施工に問題があると、ひび割れが発生することがあります。
- 地震や地盤の動き: 地震や地盤の動きが原因で、ベランダにひび割れが生じることもあります。
ひび割れや劣化を放置すると、雨水が内部に浸透し、雨漏りを引き起こす可能性があります。
5. 外部要因
天候や環境条件もベランダの雨漏りに影響を与えます。特に以下のような要因があります。
- 強風や暴風雨: 強風や暴風雨によって雨水がベランダに直接吹き込むことで、雨漏りが発生することがあります。ベランダにテラス用の屋根(ポリカ)があるからといっても安心できません。
- 積雪や氷結: 冬季の積雪や氷結が排水溝を塞ぐことがあり、その結果、雨水が溜まりやすくなります。
これらの外部要因も考慮して、適切な対策を講じることが必要です。
ベランダの雨漏りチェック方法
ここまで雨漏りの原因とベランダの関係性についてご紹介させていただきましたが、ここではベランダ防水の劣化を確認方法と点検箇所について解説させていただきます。以下の内容をご参考に是非セルフチェックをしてみてください。
天井や壁のシミや変色: ベランダの下に居室がある場合、天井や壁にシミや変色が見られることがあり、雨漏りの兆候である可能性があります。シミの大きさや形状は、漏水の程度を示す場合があるため、定期的に確認しましょう。
防水層の状態確認: ベランダの防水層やコンクリート表面にひび割れがないか確認します。小さなひび割れでも放置すると雨水が浸透することがあります。シート防水であればシートのよれや破れがないか確認をします。
排水溝の状態: 排水溝や排水管にゴミや落ち葉が詰まっていないか確認します。詰まりがあると雨水が正常に排水されず、ベランダに溜まる原因となります。
湿気の感触: ベランダの床や壁が湿っていると感じる場合、雨漏りの可能性があります。雨が降ってから数日たっても湿った感触が続く場合は、特に注意が必要です。
カビや異臭の確認: ベランダにカビや異臭がする場合、湿気が長期間滞留している可能性があります。カビは雨漏りのサインであり、早急な対策が必要です。
終わりに
ベランダの雨漏りは、構造的な問題や施工不良、環境要因など複数の要因によって引き起こされます。雨漏りを未然に防ぐためには、防水層の定期的な点検とメンテナンス、適切な施工、排水システムの清掃、そして外部要因に応じた対策が重要です。最近ではホームセンターなどでDIYでできるベランダの塗床材も数多く見られます。劣化症状が軽い場合にはDIYでも雨漏り対策ができます。しかし、すでに雨漏りが発生しているなど、問題が発生している場合は、早期に専門業者に相談し適切な修理を行うことが、住まいを守るための最善の方法です。
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ブログ執筆者
株式会社とちのき塗装テック 支店長
高橋 美佐樹
2級建築施工管理技士 外装劣化診断士 防火管理者
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