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栃木市在住の方必見!屋根葺き替えの基礎知識や相場について徹底解説!
2025年01月27日(月)
栃木市・佐野市の皆様こんにちは!
地域密着の屋根・外壁塗装専門店プロタイムズとちぎ店(株式会社とちのき塗装テック)です!
いつもブログをお読みいただき、誠にありがとうございます!
「築年数がだいぶたっているけど、屋根が劣化していないか心配…」
「同じ時期に建てた近くの家が屋根の葺き替え工事をしていたから、うちも必要か気になる…」
「葺き替え工事はどのくらいの費用がかかるのだろう…」
そのように心配していませんか?
屋根そのものを取り替える「葺き替え」は、屋根材選びや予算などわからないことがたくさんありますよね。
この記事では、屋根葺き替え工事がどのようなものなのか、予算はどのくらい必要なのかについてわかりやすく解説します。また、工事中の日常生活や葺き替え以外の屋根の修理方法についても解説します。
本記事を読むことで、葺き替え工事のだいたいの内容や工事の流れ、失敗しない業者選びのコツなどについて知ることができるでしょう。
1. 屋根葺き替えってどんな工事?
住まいの顔であり、家族を守ってくれる屋根。しかし、普段はなかなか意識することが少ないため、劣化のサインを見逃しがちです。
実は、屋根にも寿命があり、適切な時期にメンテナンスや葺き替え工事が必要となります。
ここでは、屋根の葺き替え工事について、その内容や必要性、注意点などを詳しく解説していきます。
屋根の寿命って?
屋根の寿命は使用している屋根材によって大きく変わります。屋根材の耐用年数について見てみましょう。
屋根材 | 耐用年数 |
粘土瓦 | 半永久的 |
スレート瓦 | 約7~8年 |
アスファルトシングル | 約10~30年 |
ガルバリウム鋼板 | 製品ごとで異なる |
ジンカリウム鋼板 | 約30~50年 |
粘土瓦やジンカリウム鋼板は長持ちする材料で、長い間安心して使えます。
一方、スレート瓦は他の屋根材と比べると寿命が短めです。そのため、スレート瓦を使っている場合は、早めの交換が必要になるかもしれません。
こんな症状は要注意!
以下のような症状が出ている場合、屋根の修理や葺き替えを検討したほうが良いかもしれません。
- 雨漏りの発生
- 天井や壁に雨のシミがつく
- 瓦が抜け落ちている
- 屋根材が抜け落ちや剥がれがみられる
- 棟板金の破損
このほかにも、雨どいのゆがみや塗装材の剥がれ、チョーキング、コケの発生などが見られた場合は、なるべく早くプロに見てもらった方がよい状態です。
放置するとどうなる?家全体への影響とは
重要な症状が出ているにもかかわらず、屋根の修理や葺き替えを行わなかった場合、雨漏りが深刻になる可能性があります。それでも放置すると住宅にどのような悪影響が出るのでしょうか。
主な悪影響は以下の通りです。
- 耐久力の低下
- 壁や天井の劣化
- カビが繁殖し健康に影響を及ぼす
それぞれの内容について、詳しく見てみましょう。
耐久力の低下
雨水が木材に侵入すると、木材を腐らせる菌が活発化し、木材を腐食させます。
木材の強度が失われると、住宅全体の耐久性が損なわれ、地震や強風に対する抵抗力が弱まります。さらに、腐食した木材はシロアリを引き寄せるため、被害が拡大する可能性が高いです。
鉄筋コンクリートの場合は、サビによって鉄筋が膨張し、コンクリートにヒビや破損が生じて建物全体の耐久性が著しく低下することになります。
壁や天井の劣化
雨漏りを放置すると、雨水が天井裏に溜まり、天井材を支える木材が腐食し、天井がはがれ落ちる危険があります。また、天井のクロスも水分を吸収して接着力が弱まり、剥がれや浮きが発生します。
さらに、壁内部の断熱材や構造材も湿気を帯びることで劣化が進み、建物の強度や断熱性能を低下させる原因になります。
カビが繁殖し健康に影響を及ぼす
屋根の傷みによって雨漏りが発生すると、湿気によってカビが発生します。
カビの胞子を体内に取り込むことで、アレルギー症状やシックハウス症候群を引き起こす可能性があります。特に免疫力の低い子供やお年寄りは重症化するリスクが高く、めまいや吐き気、皮膚の炎症など様々な健康被害が懸念されます。
さらに、湿気はダニの発生を招きます。アレルギー性鼻炎や喘息、アトピー性皮膚炎などの症状悪化を引き起こす可能性があります。
湿気は建材を腐食させ、家の耐久性を低下させるため、将来的に大きな修繕費用が必要になる可能性も出てきます。健康面だけでなく、経済的なリスクも考慮し、早めの対策が大切です。
2. 屋根材選びのポイント! 種類別の特徴と選び方のコツ
屋根材と言っても、様々なものがあります。ここでは、種類別の特徴と選び方のコツについて解説します。
屋根材の種類と特徴
代表的な屋根材の種類と特徴を紹介します。
屋根材 | メリット | デメリット |
粘土瓦 | l 高い耐久性
l 防音性に優れる l 和風住宅にぴったり l 耐火性に優れる |
l 重い
l 葺き替え費用が高い l 下地や漆喰が傷みやすい |
スレート瓦 | l 低コスト
l 種類が多い l 耐震性・耐火性に優れる |
l 塗膜の防水機能が経年劣化で消える
l 寒冷地に不向き l 防音性に難がある l 断熱性が低い |
アスファルトシングル | l シート状のため複雑な形の屋根にも対応
l 耐久性・防水性・断熱性・防音性に優れる l カバー工法を行える |
l 高コスト
l 施工可能な業者が少ない l はがれやすい |
ガルバリウム鋼板 | l スレート瓦の上から施工できる
l 耐久年数が長い l 軽量で耐震性に優れる l 断熱効果がある |
l 若干高コスト
l 長期間の浸水に弱い l 塩害に弱い l 防音性に難がある l 傷つきやすい |
ジンカリウム鋼板 | l 耐久性が高い
l 防音性がある l 幅広いデザインがある l 他の金属屋根よりもさびや塩害に強い l 色褪せにくい |
l 施工可能な業者が少ない
l 輸入品がほとんど l 価格がやや高め l 太陽光パネルの設置に制限がある |
※上記の特徴は屋根材の一般的な特徴です。実際の性能はメーカーによって異なります。
屋根材を選ぶ際は、メリットとデメリットを比較検討したうえで決定しましょう。
屋根材の選び方
屋根材を選ぶ際のポイントは、以下の3つです。
- 価格
- 耐用年数
- デザイン
屋根材の価格と耐用年数を比較してみましょう。
屋根材 | 1㎡あたりの費用 | 耐用年数 |
粘土瓦 | 8,000~12,000円 | 半永久的 |
スレート瓦 | 4,000~6,000円 | 約7~8年 |
アスファルトシングル | 8,000~12,000円 | 約10~30年 |
ガルバリウム鋼板 | 6,000~9,000円 | 製品ごとで異なる |
ジンカリウム鋼板 | 7,000円程度 | 約30~50年 |
基本的に、耐用年数が長い屋根材ほど1㎡あたりの費用が高くなります。
たとえば、スレート瓦は最も低コストで施工できますが、耐用年数が他に比べると短いというデメリットがあります。耐久性を重視するなら粘土瓦やジンカリウム鋼板などを使用するとよいでしょう。
デザイン面で人気があるのが粘土瓦とアスファルトシングルです。特に、粘土瓦は日本風の家屋を好む人に人気があります。
栃木市は夏が暑く冬が寒い地域です。そのため、家の屋根には暑さ対策が必要です。おすすめの対策は以下の通りです。
- 遮熱効果のある屋根材を使う
- 屋根に遮熱シートを貼る
- 屋根に遮熱塗料を塗る
これらの対策で、夏は室内を涼しく保てます。
3. 予算はどれくらい? 屋根葺き替え費用を分かりやすく解説!
屋根の葺き替え工事を行うにはどれくらいの予算が必要でしょうか。ここでは、葺き替え工事の予算や費用を抑制するための方法について解説します。
屋根葺き替え工事の予算
屋根の葺き替え工事は、今の屋根材を取り外して新しいものに交換する工事です。
葺き替え工事の相場は、屋根の面積にもよりますが、70万円以上の費用が掛かると考えられます。屋根材本体の価格に加えて、工賃や足場代が必要となるからです。
葺き替え工事費の詳細な内訳は、以下の通りです。
費目 | 内容 | 費用 |
屋根材費用 | 屋根材の価格 | 屋根材ごとで異なる |
足場代 | 屋根工事をするための作業用足場の設置・撤去費用 | 1㎡あたり700~800円 |
シート養生 | 作業時にゴミを近隣に飛散させないためシートを設置 | 1㎡あたり150~250円 |
廃材処理費 | 既存の屋根材の処理費用 | 50,000~80,000円 |
運送費 | 屋根材の運送費 | 20,000~40,000円 |
現場管理費 | 現場管理の人件費 | 20,000~40,000円 |
アスベスト処理費用 | アスベストの処理費用 | 20,000~80,000円 |
葺き替え費用を抑える方法
葺き替え費用を抑えるために検討したいのが補助金です。
栃木市では空き家を購入した場合や、所有している空き家を修理する場合に、工事費用が20万円を超えると、リフォーム費用の半分(限度額50万円)を補助してもらえる「栃木市空き家バンク リフォーム補助」が受けられます。
出典:栃木市公式ホームページより「栃木市空き家バンク リフォーム補助の手引き」
また、自然災害で屋根が損壊した場合は、火災保険で屋根が修理できる可能性があります。
プロタイムズとちぎ店では、屋根の修理や塗装に関する問い合わせを24時間受け付けています。
詳しくは、プロタイムズとちぎ店の問い合わせフォームからお問い合わせください。
4. 屋根葺き替えの流れを分かりやすく解説
ここでは、葺き替え工事の流れを解説します。
step1: 事前調査で家の状態をチェック!
step2: 複数の会社から見積もりを取って比較検討
step3: 契約前に確認! 工事内容と保証について
step4: いよいよ工事開始! 近隣への配慮も忘れずに
(工程についても簡単に説明)
step5: 工事完了後のチェックポイントとアフターフォロー
最初に、専門業者による事前調査を行います。
屋根の劣化状態や建物の構造的な問題がないかを詳しく確認し、最適な工事方法と使用する材料を決定します。この段階で、補修で済むのか、完全な葺き替えが必要なのかも判断します。
次に、複数の業者から見積もりを取得します。
この際、単に価格だけでなく、使用する材料の品質、工事の範囲、保証内容、業者の実績や信頼性なども総合的に検討することが重要です。
工事契約前には、工事内容や保証について細かく確認します。
具体的な工期、使用する材料の詳細、価格の内訳、保証期間と保証内容、アフターサービスの内容などを書面で明確にしておきます。
工事が始まる前に、近隣住民への挨拶や工事案内を行います。
騒音や粉じんが発生する時間帯などを事前に知らせることで、トラブルを防ぐことができます。
実際の工事では、まず古い屋根材を撤去し、下地の状態を確認します。必要に応じて野地板を交換し、新しい防水シートを施工します。
その後、選択した屋根材を丁寧に取り付けていきます。
工事中は常に安全管理を徹底し、天候にも注意を払います。
工事完了後は、施工状態の確認を行います。
雨漏りや施工不良がないか細かくチェックし、必要に応じて調整や補修を行います。また、メンテナンス方法や注意点についての説明を受け、定期的な点検の重要性も確認します。
5. 工事中の生活はどうなる?
工事期間中の生活について、Q&A形式で疑問にお答えします。
Q. 工事期間中は家に住めますか?
A. 工事の内容によっては、ホテルやウィークリーマンションで生活する必要があります。
Q. 仮住まいが必要なケースは?
A. 野地板まで損傷が及んでいて天井の工事が必要な場合です
Q. 騒音や振動はありますか?
A. 工事での騒音や振動は避けられません。普段通りの生活を営むのが難しい可能性があります。
Q. 近隣への配慮とトラブル回避策はどうすればいい?
A. 工事を行う前に、近隣に工事の実施を知らせる必要があります。知らせずに工事を行った場合、クレームなどのトラブルの原因となるため、必ず、事前説明を行いましょう。
Q. 家具の移動や養生はどうする?
A. 工事が野地板にまで及ぶ場合は、家具だけではなく部屋の床にも養生が必要です。
6. 葺き替え以外にも!【状況別】屋根の修理方法
葺き替えは工事期間が長いことや費用の面で避けたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、葺き替え工事以外の屋根の修理方法について紹介します。主な修理工法は以下の通りです。
工事の種類 | 工事内容 |
部分修理 | 部分的な破損に対応する
状態によっては追加料金が必要となる |
カバー工法 | 今の屋根をそのままにし、新しい屋根材を上からかぶせる
解体費用が不要で葺き替えより低コスト 遮熱性や遮音性を高められる |
屋根塗装工事 | 屋根を洗浄し、屋根材にあった塗装をする
葺き替えやカバー工法よりも低コスト 塗料によって費用や耐用年数が異なる |
たとえば、プロタイムズとちぎ店では4種類の屋根塗装方法とカバー方法のラインナップを用意しています。
種類 | プラン | プラン名 | 耐用年数 | 工事金額(税込) |
屋根塗装 | PlanA | 高品質シリコン塗装 | 10~12年 | 29万8,000円~ |
PlanB | 遮熱シリコン塗装 | 13~16年 | 31万8,000円~ | |
PlanC | 遮熱フッ素塗装 | 16~20年 | 38万8,000円~ | |
PlanD | 無機ハイブリッド塗装 | 20年以上 | 48万8,000円~ | |
カバー工法 | カバー工法 | 20年以上 | 90万7,000円~ |
各プランの詳細についてより詳しく知りたい方は、「プロタイムズとちぎ店」の公式サイトでご確認ください。
屋根の修理方法については、こちらの記事も併せてご覧ください。
関連記事 ▶プロタイムズとちぎ店|ブログ
『【栃木県版】失敗しない屋根リフォーム術|費用相場から業者選びまで』
7. 失敗しない! 優良な屋根修理会社選びのポイント
屋根の葺き替え工事は、100万円以上の費用がかかることも珍しくありません。悪徳業者につかまらず、優良業者に依頼するにはどうすればよいのでしょうか。
ここでは、悪徳業者を見抜くための3つの注意点を紹介します。
執拗な営業活動をする塗装業者に注意する
営業の電話などで「結構です」や「お断りします」と伝えたのに、それ以降も繰り返し勧誘を続けることは法律で禁止されています。
このようなしつこい勧誘を行う企業は、消費者の意思を尊重していない悪質な業者である可能性が高いため、十分な警戒が必要です。
必要な情報を開示しない業者に注意する
訪問販売や電話勧誘では、会社名や担当者の氏名などの基本的な情報を必ず消費者に伝えなければなりません。
これは販売する側の法的な義務となっています。さらに、商品やサービスについて虚偽の説明をしたり、重要な情報を意図的に隠したりすることは法律で禁止されています。
出典:特定商取引法ガイド「電話勧誘販売」
出典:特定商取引法ガイド「訪問販売」
極端な値引きを提示する業者に注意する
塗装工事の価格は、材料費や職人の給料などを元に適正に見積もられています。
そのため、「今日中に決めれば半額にします」といった強引な値引き交渉を持ちかける業者は不自然です。適切な価格設定ができていない可能性が高く、このような営業手法を使う会社との取引は避けたほうがよいでしょう。
プロタイムズとちぎ店では、オンラインで無料の見積もりシミュレーションを行っています。
延べ床面積を入力し、屋根に塗る塗料を選択するだけでおよその見積金額がわかります。
詳しくは、「見積りシミュレーション」でご確認ください。
8. 栃木市の屋根塗装はプロタイムズとちぎ店(株式会社とちのき塗装テック)にお任せ
今回は、屋根の葺き替えについて解説しました。
屋根材には粘土瓦やスレート瓦、アスファルトシングル、ガルバリウム鋼板、ジンカリウム鋼板など様々な種類があり、それぞれに特徴があります。
葺き替え工事の費用は70万円以上かかることが一般的で、補助金や保険の利用で費用を抑えることも可能です。工事は事前調査から始まり、見積もり、契約、施工、完了後のチェックという流れで進みます。また、状況に応じて部分修理やカバー工法、屋根塗装工事など、葺き替え以外の選択肢もあります。
業者選びでは、執拗な営業活動や不適切な情報開示、極端な値引きなどに注意が必要です。
屋根の葺き替え工事、カバー工法、屋根塗装は、プロタイムズとちぎ店にご相談ください。
どのようなことでも構いませんので、遠慮なくお問い合わせください。
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