「屋根を塗装するのに、費用はどれぐらいかかるのか」が気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。一般的に屋根塗装の相場費用は、40~60万円(塗装面積50~80㎡の場合※ 一般的な2階建住宅・足場費用込)と言われています。とはいえ、「総額の相場費用を知ったところで、実際に我が家の屋根を塗装するのに、どれぐらいかかるのかは、よくわからない」と思われる方も少なくないかもしれません。
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屋根外壁塗の費用はいくらが妥当??チェックポイントは!!
2024年04月23日(火)
栃木市・佐野市・小山市の皆様、こんにちは!
いつもブログをお読みいただき誠にありがとうございます!
今回のブログを執筆させていただく
アシスタントの名渕です!☺
今回は屋根塗装の費用はいくらが妥当??屋根塗装のチェックポイントは!!について皆さんにお話しできたらと思います。
ズバリ申し上げるならば、お住まいの屋根塗装にかかる費用を知るには、業者に見積りを依頼するのが一番確かで間違いがありません。ただし、業者に提示された見積額を鵜呑みにするのはNG。まずは業者に見積りを提示してもらい、それをもとに費用の妥当性を探っていくのが、一番確かな方法です。そこで、この記事では、屋根塗装にかかる費用の妥当性を、業者に提示してもらった見積額をもとに探る方法をご紹介します。お手元に見積書をご用意いただき、ぜひ順を追ってチェックしてみてください。
もくじ
1.屋根塗装の費用は、ズバリいくらが妥当?
2.見積書をチェック!屋根塗装費の妥当性を見極める4つのポイント
2-1.チェックポイント①|屋根塗装費の内訳比率
2-2.チェックポイント②|塗料の種類&ランク
2-3.チェックポイント③| 工事内容&工事内容別の費用
2-4.チェックポイント④|足場代
3.劣化症状&屋根の種類によって塗装費用の妥当性は変わる?
4.屋根塗装の費用をお得に!知っておきたい3つの方法
4-1.見積りは複数の業者に依頼すべし
4-2.火災保険を活用すれば、塗装費用が0円になることも
4-3.屋根塗装は、外壁塗装といっしょにしたほうがお得
まとめ
1.屋根塗装の費用は、ズバリいくらが妥当?
お手元の費用は、総額いくらになっていますか?
屋根塗装の費用相場は、ズバリ40~60万円(塗装面積50~80㎡の場合 ※一般的な2階建住宅・足場費用込)と言われています。ただし、上記の相場費用は、あくまでも目安。塗装費用は「塗装する箇所の広さ」や「使用する塗料の種類」などによって大きく変動するため、実際に業者より提示された見積額が、上記の費用と全然違うということも十分にあり得ます。それでは、屋根塗装の費用の妥当性はどう見極めればよいのでしょうか。具体的には、「2.見積書をチェック!屋根塗装費の妥当性を見極める4つのポイント」にて具体的にご紹介してまいります。
2.見積書をチェック!屋根塗装費の妥当性を見極める4つのポイント
ここからは、見積書を手に、屋根塗装にかかる費用の妥当性を探っていきましょう。
2-1.チェックポイント①|屋根塗装費の内訳比率
屋根塗装の費用について、気になるのは「総額いくらになるか」でしょう。しかし、どんなに総額だけを見つめていても、残念ながら費用の妥当性はわかりません。屋根塗装費の妥当性を探るならば、“何に、どれぐらい費用がかかるのか”を把握する必要があります。
屋根塗装の費用は「塗料代」「工事費(人件費)」「足場代」で構成されています。そして、その比率は「塗料代」20%、「工事費(人権費)」30%、「足場代」20%です。
この費用内訳の比率を把握しておくだけでも、見積額の見え方が変わってくるはずです。たとえば、塗装費の半額以上を塗料代が占めていた場合。もしかすると高性能の塗料を選んでいる場合には、塗料代の占める割合が高くなることもありますが、そうではない場合、見積額の妥当性は非常に疑わしいと言えるでしょう。見積額の費用内訳の比率ををそれぞれチェックしてみて、どこか疑問に思う箇所があれば、業者に確認してみましょう。その際、明確な答えを得られない場合は、見積額を疑った方が良いかもしれません。
2-2.チェックポイント②|塗料の種類&ランク
塗料代は、選ぶ塗料によって大きく変動します。おおよその費用は、塗料の種類別に掴むことができます。一般的に耐久性の高い塗料ほど、高額になる傾向があります。下記に、種類別に屋根塗料の費用相場をご紹介します。使用する塗料の量は、一般的な2階建ての屋根の場合、おおよそ2缶程度。下記の表を参考に、見積額の妥当性を探ってみてください。
■種類別!屋根塗料の費用相場
塗料 | 耐久年数 | 費用 ※1缶あたり |
---|---|---|
ウレタン | 約3~5年 | 5,000~15,000円 |
シリコン | 約5~7年 | 15,000~40,000円 |
フッ素 | 約7~10年 | 40,000~80,000円 |
無機 | 約10~15年 | 50,000~120,000円 |
※上記はあくまで目安です。塗料メーカーや製品によっても価格が異なります。
※「遮熱性」「防カビ・防藻性」など、付加価値の性能を有した塗料は、上記費用よりも高額になる傾向があります。
2-3.チェックポイント③| 工事内容&工事内容別の費用
工事費(人件費)にも、おおよその相場価格があります。工事費(人件費)は、作業内容によって異なりますが、一般的には屋根塗装をする場合、「高圧洗浄」「養生」「施工費」「諸経費」は発生します。
■工事内容別!工事費(人件費)の費用相場
工事項目 | 相場価格 | |
---|---|---|
高圧洗浄 | 100~300円/㎡ | |
養生 | 250~400円/㎡ | |
施工費 | 1,000~2,000/㎡ | |
付帯塗装工事 | 軒天 | 800~1,200円/㎡ |
雨樋 | 800~1,200円/㎡ | |
破風板 | 650~800円/㎡ | |
縁切り | 500円/㎡ | |
諸経費 | 現場管理費 | 1式 30,000~50,000円 |
廃材処理費等 | 1式 10,000~30,000円 |
※上記はあくまでも相場価格です。住まいの劣化状況等によっては、価格が大きく異なることもあります。
2-4.チェックポイント④|足場代
足場代は、自身でもおおよその費用を算出することができます。お手元の見積書と比べて、いかがでしょうか。
✱足場代の算出方法ステップ①
まずは足場の大きさ(足場架面積)を算出します。
足場架面積=[家の外周+8m]×高さ
※8mは、外壁(家)から足場までの距離に相当。
⇩⇩
✱ステップ②
ステップ①で算出した足場架面積をもとに、足場費用を算出します。
足場費用=足場架面積×(足場費用/㎡+飛散防止ネット/㎡)
※足場費用600~800円/㎡、飛散防止ネット100~200円/㎡
3.劣化症状&屋根の種類によって塗装費用の妥当性は変わる?
もしかすると、「住まいの劣化症状や屋根の種類によって、塗り替え費用の妥当性も異なるのではないか」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。劣化症状によって費用が変動することは十分にあり得ます。ただし、劣化症状の状態によって補修方法が大きく異なるため、一概に“こういった劣化症状の場合はいくら”といった妥当性を提示するのは難しいと言えます。具体的には、下記のような劣化症状のある場合には、塗り替えメンテナンスが必要な時期です。
■塗り替えメンテナンスが必要な劣化の症状
屋根の種類
🔵スレート瓦(カラーベスト・コロニアル)
劣化症状
☑触ると手に粉がつく(チョーキングの発生)
☑色あせ
☑カビ・藻の発生
☑塗膜が剥がれている
☑スレート瓦が反っている
☑釘や留め金具の抜けている箇所がある
🔵セメント瓦
☑触ると手に粉がつく(チョーキングの発生)
☑色あせ
☑カビ・藻の発生
☑塗膜が剥がれている
☑割れ
🔵モニエル瓦
☑触ると手に粉がつく(チョーキングの発生)
☑色あせ
☑カビ・藻の発生
☑塗膜が剥がれている
☑割れ
☑表面のざらつき
🔵金属系(瓦棒)
☑触ると手に粉がつく(チョーキングの発生)
☑錆の発生
☑色あせ
☑釘や留め金具の抜けている箇所がある
🔵アスファルトシングル
☑色あせ
☑カビ・藻の発生
☑コーティングと基材との剥がれ
🔵粘土瓦(ゆう薬瓦・いぶし瓦など)
☑瓦を止めている漆喰やモルタルの劣化
☑割れ※基本的に塗装による補修を行ないません。
※一つ押さえておいていただきたいのは、劣化症状が大きく進んでいる場合、塗り替えでは屋根のメンテナンスとして不十分なことがあります。この場合、重ね葺き(カバー工法)もしくは、葺き替えを行なうことになります。
🔴重ね葺き(カバー工法)
既存の屋根をそのまま残し、その上に屋根材をかぶせる工法
費用相場:80万円~
🔴葺き替え
古い屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材に替える工法費用相場:100万円~
では、屋根の種類によってはどうかというと、屋根の種類によって塗装費が高くなる or 安くなるということはありません。ただし、特殊塗料が塗装されているなど、屋根の製品によっては上から塗装できる塗料が限定されるために、屋根塗装にかかる費用が相場よりも高くなってしまうことはあります。
劣化症状&屋根材の種類を正しく見極めるなら、業者の診断がオススメ!
劣化症状についても、屋根材の種類についても、素人が自身で見極めるというのは簡単ではありません。特に屋根の場合、自ら上にあがるわけにもいかないため、素人が対応できることには限度があります。そこでオススメしたいのが、業者による診断です。通常、業者に屋根塗装費の見積りを依頼すると、屋根を診る「診断」を受けることになります。塗装費の見積額は、劣化の症状をはじめ、塗装箇所、塗装面の広さなどをもとに算出するため、診断を受けずに見積額を算出するというのは不可能です。そのため、見積書を手にしている場合でも「まだ診断をしてもらっていない」という方は、診断をしてくれる業者に再度、見積りを依頼した方がよいかもしれません。まだ見積りをどこにも依頼していないという方は、診断をしてくれるかどうか、という基準で見積りを依頼する業者を選んでみてください。診断だけなら無料で対応してくれる業者も少なくありません。まずは問い合わせて、確認してみましょう。
4.屋根塗装の費用をお得に!知っておきたい3つの方法
4-1.見積りは複数の業者に依頼すべし
屋根塗装の見積りは、複数の業者に依頼するのが原則です。1社だけという方は、これからでも、もう1~2社に依頼しましょう。
見積りを複数の業者に依頼すると、それぞれから見積書を提示してもらえます。そうすると、見積額を比較できるため、たとえば極端に「高い」「安い」などの見積額をあぶりだすことができます。また、一つひとつの費用内訳をチェックしていく際にも、比較材料があることで、気づけることもあるはずです。さらに、「相見積先の業者が存在する」ということは、業者から値引きを引き出すための材料になり得ます。言ってしまえば、「A社とB社で迷っている」という切り札を出すことで、最終的に見積額が下がることもあるということです。
4-2.火災保険を活用すれば、塗装費用が0円になることも
屋根塗装について、火災保険の補償を受けることができるケースがあります。そもそも火災保険を加入している場合に限るため、まずは保険の加入有無を確認してみましょう。保険の適用条件は、加入している保険商品によっても異なるため一概には言えないものの、一般的には火災や自然災害などが含まれることが多いようです。
4-3.屋根塗装は、外壁塗装といっしょにしたほうがお得
屋根塗装と外壁塗装をいっしょにした方がお得な理由は、足場代にあります。屋根塗装をするにも、外壁塗装をするにも、足場代がかかり、そして、その足場代は塗装費の20%を占めるほど高額。そのため、別々に塗装すると2度かかる足場代を、まとめて塗装することで1度で済ませようというわけです。どちらにしろ、いつかは外壁も塗装する必要があるため、屋根塗装をする際には、いっしょに外壁塗装も検討してみてはいかがでしょうか。さらに言うと、屋根と外壁を同タイミングで塗り替えることを考えて塗料を選ぶのがオススメです。基本的には、紫外線をダイレクトに受ける屋根の方が、劣化スピードが速いため、外壁に比べて耐久性の高い塗料を選ぶと良いでしょう。詳しくは、業者に相談してみてください。
まとめ
屋根塗装の費用は、住まいによって大きく差があります。そのため、一般的な費用相場をもとに計画を立てるのは、オススメできません。まずは業者に依頼して見積りを提示してもらうところからはじめましょう。見積額を手にした後は、「2.見積書をチェック!屋根塗装費の妥当性を見極める4つのポイント」をもとに、見積書の妥当性を探ってみてください。
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