【住宅塗装の専門家が解説!】【栃木市】【佐野市】本当に失敗しない住宅塗装の塗料選びとは?
2026年02月10日(火)
栃木市・佐野市の皆様こんにちは!
いつもブログをお読みいただき、誠にありがとうございます!
今回のブログを執筆させていただく
外装劣化診断士の海老原です!☺
はじめに
外壁塗装を考え始めると、「耐用年数20年」「高耐候」「長持ち」といった言葉がどうしても目に入ります。

ただ、少し立ち止まって考えてみてください!
その「20年」は、何を根拠に決められているのかはご存知でしょうか?
本当に見るべきなのは数字そのものではなく、「その数字がどうやって生まれたのか」です。
この記事では、塗料の耐久性を評価する試験方法に焦点を当てながら、なぜ塗料ごとに信頼度の差が出るのかを分かりやすく解説させていただきます!
塗料の耐候性を調べる試験は大きく2種類ある
塗料の耐久性を評価する方法は、大きく分けると「暴露試験」と「促進耐候性試験」の2つがあり、それぞれがどんな試験なのかを知ることが、塗料選びのプロへの第一歩になります!
暴露試験ってどんな試験?
暴露試験とは、塗料を塗った板を屋外に設置し、太陽光や雨、風にさらして、時間の経過とともにどう劣化するかを見る試験です。

実際の自然環境で確認するため、感覚的には「一番リアル」な試験に思えるかもしれません。
実際、多くの塗料メーカーがこの暴露試験を行っており、カタログや資料にも結果が掲載されているのが現状です。一見すると安心材料に見えるのですが、実はここには見落とされがちな落とし穴があります。。
暴露試験が抱える、避けられない課題とは
鋭いお客様は既に気づいているかもしれません。。
ズバリ暴露試験の最大の弱点は、【条件をそろえられない】ことです。

設置場所が違えば、紫外線の量も、雨の降り方も、気温もまったく変わります。同じ場所でも、今年と来年で天候は違います。
例えるなら、「Aさんは晴れの日だけ走ってマラソン完走、Bさんは雨の日に山道を走って完走」
この二人を、同じ記録として比べるようなものです。
つまり、「暴露試験で10年相当」と書かれていても、その10年がどんな環境の10年なのかは分かりません。
そのため、暴露試験の結果はあくまで傾向を見るための参考資料であり、塗料同士を公平に比べる材料としては限界があります。
そこで重要になる促進耐候性試験
この弱点を補うために使われるのが、促進耐候性試験です。人工的に紫外線や雨、熱を再現し、短期間で長期間の劣化を再現する試験方法です。
ここで重要なのは、「どんな人工光源を使っているか」です。
促進試験にもいくつか種類がありますが、その中でも現在、最も信頼性が高いとされているのがキセノンランプ式耐候性試験です。
太陽に最も近い光を再現するキセノンランプ式試験
キセノンランプ式耐候性試験は、太陽光に非常に近い光を人工的に再現できる試験方法です。

「机上の理論」ではなく、「実際の屋外環境に近い劣化」を再現できる点が大きな特徴です。
この信頼性の高さから、日本ではJIS K 5600-7-7として正式に規格化されています。
JIS規格という共通ルールの中で行われる試験は、条件が細かく決められているため、メーカーごとの都合が入りにくく、塗料同士を同じ基準で比較できます。
キセノンランプ式試験は珍しいものではない
ここで誤解してほしくないのは、キセノンランプ式試験そのものが特別な技術というわけではない、という点です。多くの塗料メーカーが、研究開発や社内評価の中でキセノンランプ式試験を行っています。
ただ、実際にカタログや耐用年数の説明を見ると、多くの場合、
・暴露試験の結果が中心
・試験条件や換算基準がはっきり書かれていない
というケースが少なくありません。
つまり、「試験をしているかどうか」ではなく、
「その試験結果を、どこまでオープンにして説明しているか」
ここに大きな差が生まれます。
当社がなぜ、アステックペイントを採用しているのか

当社で扱っているアステックペイントの塗料は、JIS規格に基づくキセノンランプ式耐候性試験を、耐用年数評価の軸として位置づけています。
試験条件や評価の考え方が明示されているため、「なぜこの耐用年数なのか」を説明しやすいのが特徴です。
これは決して派手なアピールではありません。
施工店としてお客様と向き合う立場からすると、とても大切なポイントです。
「なんとなく長持ちそう」ではなく、「こういう試験をして、こういう基準で評価されています」と説明できるかどうかは、安心感に直結します。
塗料選びで本当に大切にしてほしいこと
塗料のカタログを見ると、どれも魅力的に見えます。それぞれの営業マンの技量によっても見え方は変わります。

だからこそ、私たちが大切にしているのは、「一番すごい塗料かどうか」ではなく、「きちんと理由を説明できる塗料かどうか」です。
外壁塗装は、簡単にやり直せる工事ではありません。
10年、15年先を見据えたときに、「あの時、ちゃんと納得して選んだ」と思えることが、何より大切だと考えています。
まとめ
塗料の耐久性を考えるときは、耐用年数の数字だけでなく、その数字の裏側にある試験方法にも目を向けてみてください。
試験方法を知ることで、塗料の見え方は大きく変わります。
もし塗料選びで迷ったときは、「その性能は、どんな試験で証明されていますか?」と聞いてみてください。

その答えにきちんと向き合ってくれるかどうかが、信頼できる塗装工事につながります。
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ブログ執筆者
株式会社とちのき塗装テック
海老原 怜唯
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